熱電対とは、材質の異なる二種類の金属線を接続した際に接続点の温度差により熱起電力が発生するというゼーベック効果を利用した温度センサーです。
熱電対センサーのケーブルには、+とーの2本の線が内蔵されています。
最も多く使用されるK熱電対の場合、プラスが赤色被覆、マイナスが白色被覆となっています。
このケーブルを延長する際には、通常のKIVケーブル+端子台ではなく、補償導線や専用のコネクタを使用したほうが安心です。熱電対コネクタには熱電対本体と同じ材料が使用されているため、異種金属による温度計測誤差の影響がないためです。
なお、熱電対には、J熱電対、K熱電対、E熱電対などの様座な種類があります。
今回は一般的と思われるK熱電対用のコネクタ加工方法について説明してみたいと思います。
熱電対を温調器に接続する場合の配線
熱電対はサーモカップル(thermocouple)とも呼ばれます。よって、機器の略号が「TC」と表現されることがおおいです。
パネル取付の簡単な温調器ですと、オムロン製E5GCがあります。こちらにも本体に「TC」との表記があります。この温調器に熱電対を接続する場合の配線は以下のようになります。
熱電対用のコネクタの色について
電対コネクタの色は、基本的に下記のカラーコード表
K熱電対はプラス側にクロメル・マイナス側はアルメル素材を使用しております。
補償導線について
ミスミ等のECサイトを利用することで必要な分だけ手配することが可能です。
K熱電対の中継用の保証導線を検索すると以下のような商品を見つけることができます。
1m単位で必要分だけを購入することができるため非常に便利です。
モノタロウ等のECサイトから簡単に入手可能
K熱電対用 ソケットも簡単に入手することができます。1個単位で購入することができます。
ソケット
プラグ
熱電対用のコネクタの加工方法
芯線色はプラス側が赤色 マイナス側は白色になっております。
この点に注意しましょう。
参考
被覆熱電対の仕様の説明 | 熱電対/被覆熱電対 | 製品情報 | 株式会社福電
被覆熱電対の仕様の説明ページです。被覆熱電対の仕様についてご紹介します。
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