富士電機(発紘電機)製のタッチパネル(プログラマブル表示器)の作画編集ソフトにV-SFT6があります。V-SFT のVer.6です。
普段は三菱電機製GOT用のGT DesignerやKEYENCE製VT用のVT Studioという作画ソフトを使用することが多いのですが、まれに 富士電機(発紘電機)製 MONITOUCH用のV-SFTを使用することがあります。
富士電機製のタッチパパネルの作画編集ソフトにV-SFT6の簡単な方法をまとめてみたいと思います。
モニタッチやV-SFTの使用方法などについての資料は、以下のURLからダウンロードすることが可能です。ただし、富士電機のFeメンバーシップにて会員登録を行う必要があります。
モニタッチとは
元々「モニタッチ」とは、発紘電機のプログラマブル表示器のブランド名でした。 発紘電機とは、石川県にあるタッチパネルメーカーで、1988年代からプログラマブル表示器の販売を行っています。
この発紘電機は、1993年に、あの富士電機と資本提携しています。
一方、富士電機製では「POD(Programmable Operation Display)」シリーズというのプログラマブル表示器はを販売していましたが、2008年に、プログラマブル表示器のブランド名称を「モニタッチ(MONITOUCH)」に統一されたそうです。
なお、現在販売されている最新のモニタッチは、「モニタッチ V9シリーズ」です。
ざっくりとした モニタッチ V9シリーズ の型式早見表は以下の通りです。
型式 | 表示分解能 | 表示サイズ |
V9100iC | 640×480 | 10.4型 |
V9080iC | 640×480 | 8.4型 |
V9060iT | 640×480 | 5.7型 |
V9150iX | 1024×768 | 15型 |
V9120iS | 800×600 | 12.1型 |
V9100iS | 800×600 | 10.4型 |
V9080iS | 800×600 | 8.4型 |
なお、今回解説したい「V-SFT6」とはこの 「モニタッチ V9シリーズ 」に対応した、プログラマブル表示器の作画ソフトです。なお、V-SFT6ではすでに生産終了となっている、「モニタッチ V8シリーズに」にも対応しております。
V-SFT6 の基本操作
画面一覧
プログラマブル表示器内に登録されている画面リストを表示するための機能です。
「ホーム」→「画面一覧」
デバイスの検索
ほとんどの場合、タッチパネルはシーケンサ(PLC)と組み合わせて使用します。タッチパネルとシーケンサは、デバイスのON/OFFや 数値データのやり取りを行います。
「ツール」→「検索」にて検索ウィンドウを表示させることができます。
よくあるショートカットキー「Ctrl+F」を使用することはできません。注意しましょう。
オーバーラップウィンドウの表示/非表示切り替え
オーバーラップウィンドウとは、ベース画面上に重ねて表示することができる画面です。
V-SFT6では、ベース画面毎にオーバーラップウィンドウを登録することができます。
この際、ベース画面がオーバーラップウィンドウに隠されてしまうため、必要に応じて、オーバーラップの表示/非表示を切り開けてあげる必要があります。
マニュアルの参照
KEYENCEと同様に、作画ソフト側から簡単にマニュアル参照することができるようになっています。
非常に親切ですね。
おわりに
三菱・KEYENCEなどのメーカの作画ソフトの使用経験があれば、初めてでも「V-SFT6」の操作はある程度できると思います。
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