MELSEC-iQ-Rシリーズの入出力ユニットはMELSEC-Qと同様にの種類は多いです。
一旦整理の為にまとめてみました。型式を一覧表にすることで、型番の命名規則が見えてきます。整理して覚えておくと何かと便利だと思います。
入力ユニット
カタログの中から、覚えておいた方が良いと思った型式だけをピックアップしました。
MELSEC iQ-Rの特徴はプラスコモン/マイナスコモンのどちらでも対応可能な共用ユニットになった点です。Qシリーズではプラスコモン/マイナスコモン用にそれぞれの入力ユニットが用意されていましたが、IQ-Rでは共用になっています。
型式 | 電圧 | 点数 | 備考 |
RX10 | AC100V-AC120V | 16点 | |
RX10-TS | AC100V-AC120V | 16点 | |
RX28 | AC100V-AC120V | 8点 | |
RX40C7 | DC24V | 16点 | |
RX40CT-TS | DC24V | 16点 | スプリングクランプ端子台 |
RX41C4 | DC24V | 32点 | 40ピンコネクタ |
RX41CT-TS | DC24V | 32点 | スプリングクランプ端子台 |
RX42C4 | DC24V | 64点 | 40ピンコネクタ×2 |
RX70C4 | DC5/DC12V | 16点 | |
RX71C4 | DC5/DC12V | 32点 | 40ピンコネクタ |
RX72C4 | DC5/DC12V | 64点 | 40ピンコネクタ×2 |
MELSEC-Qシリーズ にラインナップされていたAX50のようなDC48V仕様の入出力ユニットは未だラインナップされていません。(さDC48V仕様品を使用したことも実物を見たこともありませんが…)
40ピンタイプのコネクタはMELSEC-Qシリーズと同様な仕様の様です。
また、マイナスコモンタイプの入力ユニットに使用されている37ピンD-SubコネクタはMELSEC iQ-Rシリーズには存在しない用です。
32点タイプのスプリングクランプ端子台仕様品が登場しています。ユニット幅に32個のネジ端子は収まらないが、フェルール端子は省スペースなので、ユニット幅に収まったのだと思います。
出力ユニット
カタログの中から、覚えておいた方が良いと思った型式だけをピックアップしました。
型式 | 電圧 | 容量 | 点数 | 出力 | 備考 |
RY10R2 | AC240V/DC24V | 2A/1点 | 16点 | 接点出力 | |
RY10R2-TS | AC240V/DC24V | 2A/1点 | 16点 | 接点出力 | |
RY28 | AC240V/DC24V | 2A/1点 | 8点 | 接点出力 | |
RY20S6 | AC100~240V | 0.6A/1点 | 16T点 | トライアック出力 | |
RY40NT5P | DC12/DC24V | 0.5A/1点 | 16点 | シンク出力 | |
RY40NT5P | DC12/DC24V | 0.5A/1点 | 16点 | シンク出力 | スプリング クランプ端子台 |
RY41NT2P | DC12/DC24V | 0.2A/1点 | 32点 | シンク出力 | 40ピンコネクタ |
RY41NT2P-TS | DC12/DC24V | 0.2A/1点 | 32点 | シンク出力 | スプリング クランプ端子台 |
RY42NT2P | DC12/DC24V | 0.2A/1点 | 64点 | シンク出力 | 40ピンコネクタ×2 |
RY40PT5P | DC12/DC24V | 0.5A/1点 | 16点 | ソース出力 | |
RY40PT5P-TS | DC12/DC24V | 0.5A/1点 | 16点 | ソース出力 | スプリング クランプ端子台 |
RY41PT1P | DC12/DC24V | 0.1A/1点 | 32点 | ソース出力 | 40ピンコネクタ |
RY41PT1P-TS | DC12/DC24V | 0.1A/1点 | 32点 | ソース出力 | スプリング クランプ端子台 |
RY42PT1P | DC12/DC24V | 0.1A/1点 | 64点 | ソース出力 |
シンク出力タイプの出力ユニットの容量は0.2Aでした。しかし、ソース出力用の電流値が0.1A低い点に注意が必要です。
入出力混合ユニット
型式 | 電圧 | 容量 | 点数 | 出力 | 備考 |
RH42C4NT2P | DC24V | 0.2A/1点 | 32/32点 | シンク出力 | 40ピンコネクタ×2 |
まとめ
- その他、ベースユニットにも注意が必要です。MELSEC-Qシリーズの Q32B相当品が、 MELSEC iQ-R には未だラインナップされていません。現状では MELSEC iQ-R ベースユニットの最小スロット数は5スロットです。
- MELSEC-Qシリーズ と同様の40ピンコネクタが使用されるため、I/Oワイヤリングパッケージなどのコネクタ変換端子台は、Qシリーズと同様に選定できると思います。
- MELSEC iQ-R シリーズの入力ユニットはプラスコモン/マイナスコモンは共用となっております。
以上です。