本記事では、ECサイトを利用するメリットと、具体的なFA機器向けのECサイトについてご紹介します。
E Cサイトとは 電子取引サイトです。個人で通販するときはAmazonや楽天を使用します。FA機器は通常ですと商社・代理店を通して購入する場合がほとんどですが、実はFA機器を専門に扱う業務用ECサイトが存在します。
ECサイトとその活用方法を解説します。
電気設計の-作業の流れは一般的に、まずハード設計を行ってから次にソフト設計という順番になります。ハード設計を先行して行う理由は以下の通りです。
- 部品を発注してから納入され、実際に使用できるようになるまでに時間がかかるから
- ハード設計時にほとんどの購入品を決定される。即ち購入品原価が決まるから。
納期の短い案件の場合、あらかじめ設計時に長納期品の使用を避けて設計する必要があります。 そうでなくても手配予定の部品がすべて組立開始日や必要日までに納入されるかどうか確認しておく必要があります。予算の厳しい案件の場合ではコストを考慮した設計が必要になります。
これら制約があるため、ハード設計時に使用予定の部品の価格・納期を考慮しながら設計を進めます。
しかしながら、 カタログの納期はあまりあてになりません。また部品の購入価格についてもほとんどの場合定価を大きく下回る価格で仕入れる事がほとんどで、実際の購入価格はわかりません。
そこで価格と納期の見積もりを行います。
一般的に見積もりの際は普段使用しているFA機器の商社担当者へ都度メールや電話にて見積もりを依頼しますが、回答が遅かったり、そもそも問い合わせ自体が手間であったりします。
そこで価格や納期を簡易的に調べる手段の一つに、 ECサイトを使用する方法があります。
本記事では、ECサイトを利用するメリットと、具体的なFA機器向けのECサイトの紹介します。 中でも特にミスミサイトを使用するメリットについて説明します。
もちろん、簡易的な方法です。重要度の高い部品は必ず商社に見積もりを行う必要がある点についてはくれぐれも注意が必要です。
ミスミ
公式によると、取り扱いメーカー3,324社、商品点数は2,070万点以上とあります。よほど特殊な部品でもない限り大抵ははミスミで調達できてしまいそうです。
すぐに概算の価格と納期を知ることができる
普段よく使用する部品については、感覚的に価格納期を把握していると思いますが、普段使わない部品についてはあいまいだったりします。ミスミサイトは会員登録なしで概算価格を調べることが出来ます。
仕様から部品を絞り込み 部品の型式のチェックができる
一般的なリレーでさえ、コイル電圧や極数などで数百種類の型式が存在します。ミスミの場合部品仕様から絞り込み検索ができますので、型式があいまいだった部品でも正確な型式を調べることが出来ます。
部品の型番は複雑です。特に配線用遮断器や漏電遮断器は、内部付属装置などの有無を型式指定をする際元となるブレーカによっては取り付けられないオプションがある事に注意が必要です。
部品を仕様から絞り込みを掛けることで、希望の仕様の部品の型式を調べることができます。
小ロットで部品発注できる
通常ケーブルは100mや200m単位で購入するものです。ところがミスミでは切り売りが可能です。
在庫していないサイズの配線用ダクトや普段使わない芯数のケーブルまたなどを無駄無く購入することができます。
モノタロウ
ミスミに取扱のない商品であってもモノタロウに取り扱いがある場合があります。
また電磁開閉器はミスミだと長納期となっていることがあります。ところがモノタロウでは意外と短い納期で購入できることがあります。
マツルオンライン
電子部品にめっぽう強いECサイトです。
オレンジブック
プライベートブランドの「TRUSCO」がやや有名なオレンジブックです。現場でも度々トラスコブランドを目にします。
時々見かけることがあります。樹脂製の軽量台車はなかなか便利だと思います。
商品の絞り込み検索が使いにくいです。部品を発注することはあまりなく、工具などの機材を購入する際に使用することがあります。
アスクル
A4のノートや文房具類の発注に使用します。
カウネット
こちらも文房具類の発注に使用します。
まとめ
いくつかECサイトを紹介しました。
使いやすさや品ぞろえの豊富さから、 ミ スミが 最強であるのは間違いないと思います。
しかしながら、ミスミにて取扱の無い部品が、モノタロウ、オレンジブックなどに記載がある場合もありますので、各ECサイトを上手に活用しましょう。
以上です。
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