いつもお世話になっております。
自動機や省力機器などの設備が導入されている生産現場において、生産技術、保全、工程、改善、安全などの業務を行なってらっしゃる方々は、シーケンス制御やPLCという言葉を聞いたことはありませんか?
上記のような工場の設備現場にて機械の近くで間接業務を行なってらっしゃる方々にとって、避けては通れない要所のひとつがシーケンス制御です。PLCはプログラマブルロジックコントローラーといってもラダー言語によってシーケンス制御を行うための装置です。
PLCが重要な理由
なぜPLCが重要かと言うと、社内にある自動機搬送装置、検査装置、洗浄装置、加工機の多くにはPLCが搭載されており、自動運転を行うために、シーケンス制御と言う技術が使用されているためです。加工プログラムにより動作しているNC加工機であっても周辺機器を動作させるためにシーケンス制御を使用しています。
社内設備の改造
生産技術などの部署では、これらの自動機設備に対し元あった動作や機能などの仕様を変更し、工程改善や問題解決をしたいと思う事はたびたび起こると思います。
そのような場合、制御部品を追加するなどのハードウェア的な変更だけではなく、追加部品を目的通り作用させるためのソフト的な変更をも必要になる場合があります。つまりは設備のシーケンス制御ソフトも変更しなければならない事もあります。
もしもシーケンス制御の概要を知らない場合、そもそも設備を改造する際、シーケンスプログラムの変更が必要かどうかも判断出来ません。
一方で、既存設備への改善を行う場合、すべてを担当者だけで自己完結して作業するケースは稀だと思います。多くの場合、社内の電気担当部署へ作業依頼したり、予算がつく場合はアウトソーシングして、社外の方に作業を行わせる事でしょう。
しかし自分以外の誰かに改造作業を依頼する場合であっても、作業内容を説明する際、担当者自身がシーケンス制御とは何か程度は知っていないと制御担当者とコミュニケーションが取れないと思います。
また、設備改造の予算が付かない場合は自力でソフトウェアの変更を行わなければならい事もあるかもしれません。
以上が生産技術職の方々にとってのシーケンス制御の勉強を始めるきっかけ、すなわちシーケンス制御の入り口になると思います。
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