高解像度ディスプレイを搭載したノートPCにおいて、MELSOFT GX Works3を起動した際、以下のように全体の画面構成が崩れてしまうことがありました。明らかに正常な画面レイアウトではないように感じます。
我慢すれば使えなくもないですが、効率的に作業するためには修正したほうがよい事案です。
今回はこの修正方法について説明したいと思っています。
なお今回のGX Works3のバージョンは
MELSOFT GX Works3 Version1 1.06Nの日本語版となっております。
ポイントは以下の点です。
- ツールバー上のツールアイコンが小さくなり、つぶれている
- コメント入力ウィンドウの「OK」「キャンセル」ボタンが途切れている。
決して使えないわけではないのですが、非常に使いにくくなってしまっています。とりあえず、パソコンの再起動やGX Works3のアップデートを実行してみましたが、改善することはありませんでした。
なんやかんやでいろいろと調べた結果、とりあえずは修正することができたので、その方法を記録しておきたいと思います。
ノートPCのディスプレイ環境の確認
今回の問題が発生したノートPCはMicrosoft surfaceです。ディスプレイサイズは12.3インチ。ディスプレイの解像度設定は以下のようになっていました。
この中の、拡大縮小の項目を200%から100%へ変更することで、一応解決することはできました。しかしこの方法ですと、全体的に文字が小さくなってしまいこれはこれで不便でした。
GX Works3 オペレーティングマニュアルに答えが。
GX Works3 オペレーティングマニュアルの付録に、対応策が記載されていました。
GX Works3 オペレーティングマニュアルは以下のサイトよりダウンロードすることができます。
手順は以下のようになっていました。
高DPI設定の変更
以下の手順で画面崩れを修正することができました。
64bit OSの場合、以下のディレクトリに、MELSOFT GX Works3の実行ファイルが入っています。
C:\Program Files (x86)\MELSOFT\GPPW3\GXW3.exe
↓GXW3.exeを右クリックし、プロパティを表示させます。
↓「互換性」のタブをクリックし、「高DPI設定の変更」をクリックします。
↓「高DPIスケールの動作を上書きします。」のチェックを入れ、拡大縮小の実行元をシステムへ変更します。
以上の方法で、GX Works3のツールバーアイコン等の画面崩れを修正することができました。
今回の原因については、詳細は分かりません。おそらくはGX Works3が高解像度(高DPI)に対応していないためではないかと思います。
高DPIとは
DPIとはdots per inchの略のことです。解像度の単位がdpiだそうです。
おわりに
画面崩れの修正方法についてまとめてみました。
これで効率的に作業することができるようになったと思います。
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