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その他

【FRENIC-Mini】富士電機インバータ操作方法

富士電機製FRENIC-Miniシリーズについて、タッチパネルからのインバータ操作について説明します。操作といってもまずはインバータを手っ取り早く使用する方法として、接続されているモータの回転と停止操作について説明します。

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富士電機インバータラインナップ

富士電機製にも多数のインバータラインナップが存在します。
高容量タイプのインバータFRENIC-Eco,FRENIC-MEGA等などなど沢山の種類のインバータラインナップがも存在しますが、大型のインバータの使用経験がないため、ご紹介は割愛させていただきたく存じます。

コンパクトタイプのインバータだけで、以下のシリーズが存在します。

シリーズタイプ機種例生産中止
FRENIC-Mini(C1)コンパクト形インバータFRN0.2C1S-2J
FRN0.2C1S-2J
・・・
2015年
生産中止
FRENIC-Mini(C2)コンパクト形インバータFRN0.1C2S-2J
FRN0.2C2S-2J
・・・
 
FRENIC-Multi(E1)高性能コンパクトインバータFRN0.1E1S-2J
FRN0.2E1S-2J
・・・
2016年
生産中止
FRENIC-Ace(E2)高性能コンパクトインバータFRN0.1E2S-2J
FRN0.2E2S-2J
・・・
 

FRENIC-Mini(C1)が2015年に生産中止し、外形寸法,取付寸法が完全互換であるFRENIC-Mini(C2)シリーズに置き換わっています。
C1,C2が開発系列表しており、C2付のほうが新しいようです。

FRENIC-Multi(E1)についても、2016年に生産中止となり、FRENIC-Ace(E2)シリーズへと置き換わっています。ただし、FRENIC-Ace(E2)シリーズは、FRENIC-Multiに対し、外形寸法に変化がある点に特に注意が必要です。

また、FRENIC-Ace(E2)には、カスタマイズロジック機能というFRENIC-Multiに存在しなかった新機能を搭載しております。

FRENIC-Ace(E2)シリーズインバータのカスタマイズロジック機能についての詳細は

こちらに記載があります。

カスタマイズロジック機能を使用するためには「FRENIC Visual Customizer」という専用ソフトが必要になります。「FRENIC Visual Customizer」は富士電機FAサイトより無償ダウンロードすることができます。

FRENIC-Ace FRENIC Visual Customizer

私はいまだカスタマイズロジック機能を使用したことはありませんが、チャンスがあれば積極的に使用してみたいと思っております。

なお、三菱電機製の場合にも、カスタマイズロジック機能におおよそよく似た機能であるシーケンス機能が内蔵されているインバータも存在しますが、FR-A800等の高機能インバータです。

富士電機製の場合、低価格・コンパクトであるFRENIC-Ace(E2)シリーズインバータに論理回路作成機能が搭載されているのがポイントです。

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インバータのパラメータ

富士電機製インバータでは、パラメータのことを機能コードと呼びます。

機能コードを変更するためには、「運転モード」から「プログラムモード」へ変更する必要があります。プログラムモードへの変更には「PRG/RESET」キーを1回押す必要があります。プログラムモードに入ると、操作ユニットの表示部に「1.F00」「F コード(基本機能)」などと表示されます。

プログラムモード中では、「アップキー」「ダウンキー」により、変更したい機能コードを選択し、それぞれデータを入力します。

インバータの手動操作について

FRENIC-Miniシリーズインバータにて、手動操作を行うための説明をしたいと思います。

写真は、FRENIC-Mini(C1)の旧型のインバータでが、手動操作方法についてはFRENIC-Mini(C2)と同様です。

FRN0.2C1S-2J

三菱電機製のFR-E700シリーズでは、インバータ電源投入すると自動的に「運転モード」に入り、モータの回転/停止操作が可能な状態となります。

「運転モード」中に工場出荷状態では,緑色の「RUN」キーを押すとモータは正転します。赤色の「STOP」キーを押すとモータは減速停止します

富士電機製インバータも、三菱電機製と同様に工場出荷時の初期設定ではボリュームにて出力周波数の調整を行うことができるようになっています。

運転モードの状態で「FUNC/DATA」キーを操作することで運転状態(速度、出力電流など)をモニタすることができます。

まとめ

富士電機製のインバータの操作方法について簡単にまとめてみました。

電源ON時に、運転モードとなっているため、電源ONから運転開始までの手順は三菱電機製よりも簡単だと思います。